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2006年9月

2006年9月22日 (金)

効率のいいとんかつ屋とわたくし

来週の金曜日は代官山Café De Fascieで歌います。

フレンチのおいしいディナーがついて、MC込み5000円。

是非お越しくださいませ。

http://www.fascie.com/index2.htm

Pf寺尾篤 +ベース

Vo 小林恵子・前田歌織ユニット

映画音楽とか、ハモものとかやろうかな、と。

**************

先日の焼き鳥屋と

ついになるような店にいった。

皆さんご存知の名店

「目黒・とんき」である。

http://tokyofood.exblog.jp/1312903

数日前の日記にも書いた気がすすが、

わたくしはとんかつ屋が嫌いである。

・トマトにきゅうり、キャベツの千切り、気張っても

せいぜいポテトサラダ程度しか

つけあわせのバリエーションのない

能のなさ。

それにソースがあんまり

好きではない。というか

お好み焼きなんかは好きだが、

とんかつにソースというのがいや。

というわけで、

洋食のカツレツは好きだが、

とんかつ屋にはあまり魅力を感じない。

ってまた繰り返しちゃった。

しかし、昨日

サルゾウが、どーーーーしても

とんかつ、しかも目黒のとんきを食べさせたい、

という。

そこまでいうなら、と

権之助坂を下ったよ。

かくして名店とんき。

まず、店に入るなり、

注文をきかれる。

席に着く前だ。

はい、ヒレかロースか、串ね!

そんなこと言われたって

その前まで

「悪魔の花嫁ってさー」などと

漫画の話してたのに、

いきなり何にしたらいいかなんて

おいら、分からないよ。

それでも

わたくしはロース派なので、

ロースを注文。

サルゾウもロースと串カツ1本、ビール1本

注文し、

白木のカウンター席に通される。

(注文してから通されるのだ)

ビールとピーナツがでてくる。

普通のビールとピーナツである。

それらをぽりぽり、ごくごくしていたが

一向にとんかつ様が出てこない。

カウンターの中を見ると、

衣つける人、

揚げる人、揚げたのを切る人、

など完全分業制で

ちゃっちゃかちゃっちゃか働いている。

無駄がない。

美しい。

だが

ビールを飲み終わっても、

まだとんかつ様がでてこない。

あんなにちゃかちゃか働いているのに、

なんていうことだ。

と、思ったらひとえに、

肉が分厚くて火が通るのに時間がかかるからなのね。

いらいらしながら20分ほど待つ。

その間も

人がどかすか入ってきて、

そのたびに

注文とりのおじさんは、

「はい、なににしますか?」と

食いつくように聞いている。

OLの二人組みが入ってきて

「えぇー・・。ヒレとロースかぁ・・・」

のように、

くねくね迷っていたら、

すぐにおじさんは

「はい、油が多いのがロース!

少ないのがヒレ!

はい、油多いの少ないの、どっちにしますか!」と。

普段わたくしは

このての

もじもじくねくね系の女が大嫌いだが、

このときばかりは

ちょっと同情。

一日中ひれとロースのこと

考えてるのは

あんただけなんだよ!
と。

そうこうするうちに、

とんかつ様が登場。

きめの細かい衣を

ちょっとディープに揚げてあり、

肉は厚い。

それをもそもそと食べていると

やはり客がばんばん入ってくる。

落ち着かない。

わたくしが出されたお茶を

飲み終わってないのに、

片付け係りのおじさんは

「はい、失礼しますー」と

とっととさげてしまったのでした。

感想:

1650円のとんかつは

1650円のペースで食べさせろ。

注文させろ。くつろがせろ。

横浜の750円の、素敵なカツレツのが

わたくしはやっぱり好きでごわす。

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2006年9月20日 (水)

能率の悪い焼き鳥屋とわたくし

まだ早いけど、告知。

1118日(土)渋谷BabyTalk

お誕生日おめでとう、自分よ!ライブ。

是非お越しください!

******************

昨日、目黒通りにある焼き鳥屋に行った。

この店の前を通るたびに、中を見るたびに、

いつも満席なので、

あー、よほどおいしいんだろうな!と

思っていた。

そして、

昨日、初めて店に行き、

満席の謎が解けたのである。

たとえば、あなたが焼き鳥屋で、

焼き係だったとしよう。

その店では注文を紙に書いて渡すシステム

だったので、

同様に、

「お願いしまーす」と言われ、

「タン 2本塩、

レバー2本、たれ、

砂肝2本、椎茸2本・・・・」などと

書かれた注文表を渡されたとする。

備長炭を用いた焼き場は

1メートルほど。

きっとあなたは助手である

奥さん(らしき人)に

タンだのなんだの用意させ、

1メートルの上に、

焼けにくいものから並べて焼いていくに違いない。

ところがここの店主は違うのである。

紙を渡される。

   ↓

紙を棚に置いてしまう。

   ↓

世間話をする。

   ↓

すでに焼き場の上にある

前の人の分の注文の

レバー・つくねの面倒を執拗にみる

(焼き場の占有率10%程度)

   ↓

すでに焼き場の上にあるレバー、つくね

出来上がる

   ↓

客にサーブ。

  ↓

おもむろに新しい注文表を見て

助手に「えーっとレバーとぉ」などと

準備させる

   ↓

途中横から強引に

「おじさん、トマト焼きとささみわさび追加!」と

声がかかる。

   ↓

心が新しい割り込み注文に完全にシフトチェンジ!

   ↓

世間話。焼き場は、トマトとささみのみ焼かれている・・・。

とまぁこんな按配で、

よく気をつけてみれば、

待ってる人(食べるものが出てこないので)が

多く、それで満席なのだった。

わたくしたちの注文したものの

最初のが出てくるのに

軽く30分はかかったように思う。

味は悪くないんだけど。

わたくしはせちがらい世の中を生きているので、

この無駄にあいているスペースがもどかしくてならなかった。

効率が悪い。

この空きスペースをお借りして

追分だんごの一つも焼けば、それだけで

一人分の食い扶持は稼げそうである。

なんていうのかしら、

セキセイインコの籠に水あげるのに、

バスタブ一杯の水を汲んで残り捨ててるみたいな?

微妙に違うか。

違うなー。

多分この人、普通の企業の事務とかやったら

朝から晩まで怒られるだろうなって

思いました。

でもそんなところもちょっと高感度。

次回はヅラをとって、打ち解けてほしいな。

(多分ヅラだと思うのだ)

そうそう、

そこのおやじさんが

「プチトマトにベーコンを巻いて焼くのは

家が元祖だ」といっていた。

それと同様に巨峰にベーコンを巻いているのが

あって、

意外だけどそれもおいしかったことです。

この巨峰巻きは、

隣に座ってた目黒祐樹さん・江夏夕子さん夫妻のを

うらやましそうに見ていたら、

1粒ずつ分けてくれました。

ありがとうございます。

(読んでるわけないけど)

2006年9月11日 (月)

鬼娘とわたくし(トルコ1)

かえってきましたよ。

10日間。

長かったような、短かったような。

いくつかに区切ってお届けいたします。

:::::

予想していたことではあったが、

ツアー、33人、平均年齢はおそらく

70歳くらいだったと思う。

わずかに生気が感じられるのは

わたくしと同じく

両親と参加の19歳の大学生男子、

そして、

母親と参加の三十路と思しき女性、

そして、

いとこ同士で参加の

美人二人(30歳と判明)。

それに添乗員のポン子(仮名。命名父・ヒロシ)

この棺おけに片足を突っ込んだような

ツアー、

毎日泊るホテルがかわるという強行軍なので

途中で死人がでるのではないか、

若干の不安を残しつつスタートした。

順を追っていくと、

面倒なので、適当にくぎってご報告します。

親子参加、というと

「両親の面倒をかいがいしく見る娘。

それをほのぼのと見つめる、まわりの

じじばばたち」のような役割が

期待されるらしい。

しかし、わたくしはとても短気。

何かと、そうじゃないだろう、

そこはちがうでしょ、

ひじをつくな、

あー、もう、こぼしてるこぼしてる、

のように、

両親、(特にヒロシ)を

怒りまくり、

しょっぱなから

ほかの参加者から

「おたくのお嬢さんは厳しいですな」

「お父様やられっぱなしね、おほほ」のような

「口うるさい鬼娘」のレッテルをはられていた。

夜にイスタンブールに到着し、

これで休める、と

安心したのもつかの間、

ヒルトンにチェックインするなり、

「わー、ここにあるお菓子食べていいのかなー」と

部屋のミニ・バーのお菓子を

完全に温泉旅館のお茶請けと間違えて

開封しようとするタカコ、

昼間にガイドが

「トルコ人はチャイを飲んで休憩します」といって

いたのが印象に残っていたのであろう、

フロントで両替をするのに、

トルコの通貨単位「リラ」を、「チャイ」と

間違えて、

「チャイのコインを混ぜてくれ」などと

頼んで、

ホテルの人を困惑させているヒロシなどを

叱りまくり、疲れはたまっていく一方。

まず、2日目の朝の観光のころから、

昼食時、

わたくしの前に座っていた夫婦が

目をむいて、こういった。

「あらー、おたくさま、

ご主人だけジュースでお嬢さんと奥様は

ビール?

わたしてっきり、

おじょう様がジュースかと思ったら・・・」

ここで、わたくしは

「口うるさい上に、酒まで飲む

鬼娘」

に昇進した。

さらに、

トルコ石屋で、それまで

冷たくあしらっていたヒロシにすりより、

娘の懐柔した態度に気をよくした

ヒロシから9万のネックレスを買ってもらい、

(母は)13万くらいか)

どっかのおじさんから

「ほほう、金庫番の時はお父様も

人気者ですな」と

皮肉を言われたが、

さらに

「ええ。もう少しお金のある金庫だといいんですけどね」と

こたえて

相手に引かれ、

「口うるさいうえに、酒を飲むだけでは

あきたらず、

年金生活の父から金をむしりとる

鬼娘」となった。

さらに、

行く先々の小さな店で

何を買うにも向こうがびびるくらい

値切る姿をみて、

どっかのおじさんに

「おねえちゃん、それはちょっとかわいそうじゃないかい?」と

言われ、

「口うるさい上に、

酒を飲み、

年金生活の父から金をむしりとるくせに、

自分の財布の紐はかたい

けちくさい鬼娘」として

ゆるぎない「だめ」印を

押されながら

旅を続けたのであった。

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